鬼殺隊士の最高位である”柱”の内の一人であり、”霞の呼吸”を駆使する事から”霞柱”(かすみばしら)と呼称される。年齢は全隊士の中でも最年少の十四歳。
鬼殺隊内部に於いて、時透は呼吸法の始祖である”日の呼吸”の使い手の末裔であると噂されていたが、”無限城”での戦いで”上弦の壱”である黒死牟(こくしぼう)と邂逅した結果、時透は黒死牟の人間時代の家系である”継国家”の子孫であると告げられる。
個人情報
誕生日 | 八月八日 |
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年齢 | 十四歳 |
身長 | 百六十糎 |
体重 | 五十六瓩 |
出身地 | 東京府南多摩郡景信山(付記参照) |
好物 | ふろふき大根 |
趣味 | 折り紙 |
付記 | 景信山が所在する行政区は、 大正六年に八王子市となっている。 |
目次
日輪刀
刀身の色は純白であり、鍔の形状は透かしの井桁形。制作した刀鍛冶は、当初は鉄井戸(てついど)という名の老人であったが、病死したために鉄穴森 鋼蔵(かなもり こうぞう)が引き継いでいる。刀身の”赫化”(かくか)については後述。
霞(かすみ)の呼吸と型の一覧
壱ノ型…垂天遠霞(すいてんとおがすみ)
後ろ足を強く蹴って体重を前方に押し出し、その勢いで敵を遠くまで突き放すようにして打つ諸手突き。弐ノ型…八重霞(やえかすみ)
横一文字と袈裟斬りを大きく弧を描くように繰り出す、動作の大きい連撃技。参ノ型…霞散の飛沫(かさんのしぶき)
空手の「回し受け」のように、刀身で弧を描きながら敵の攻撃を払い落とす防御技。肆ノ型…移流斬り(いりゅうぎり)
抜刀と同時に敵の足元に滑り込むようにして低く屈み、横一文字、もしくは逆袈裟で敵の脚を斬る技。伍ノ型…霞雲の海(かうんのうみ)
敵に向かって突進しながら、樹の枝葉を掃うように袈裟、左袈裟を繰り返す連撃技。陸ノ型…月の霞消(つきのかしょう)
敵の投擲攻撃を後方に跳躍しながら払い落とす防御技。漆ノ型…朧(おぼろ)
足運びに急激な緩急をつけ、敵の目を攪乱しながら距離を自在に保つ運足術。性格・体質
・両親を亡くし、双子の兄である有一郎(ゆういちろう)と共に生活していたが、鬼の襲撃を受けた際に眼前で兄を亡くした事によって”解離性健忘”(かいりせいけんぼう)を発症し、過去の記憶を失っていた。以来、記憶を保持しておく事が難しく他者との会話が噛み合わなくなる時が多々あるが、決して悪意から来るものではない。
痣の出現
”刀鍛冶の里”を強襲した玉壺(ぎょっこ)の血鬼術に捕われた際、里の住人である小鉄に助けられた事を引き金にして、それまで失われていた記憶が蘇る。それと同時に、過去に少数の剣士の体表面に出現したとされる斑点状の”痣”が顔に浮かび上がり、運動能力が大幅に強化されて玉壺を討ち取った。
活躍・功績
赫刀(かくとう/しゃくとう)
・”無限城”での戦いに於いて、悲鳴嶼、実弥との連携で一瞬の隙を突き、黒死牟の胴体を刺し貫いたものの、最後の力を振り絞った攻撃に遭い、今度は自分の胴体が両断されるという絶体絶命の危機に陥る。
しかし、刀を強く握り締める事により”断熱圧縮”を引き起こし、刀身を「赤熱化」させて黒死牟の内臓を焼いて動きを封じ、悲鳴嶼の鉄球が黒死牟の頸を落とす最初で最大の好機を作った。
悲鳴嶼の鉄球によって頸を落とされた後も、頭部を再生して動き続けた黒死牟であったが、時透が刺し貫いた部分から身体が崩壊を始め、勝利を決定的なものとした。
・上記の功績を果たした後、時透自身は失血により死亡した。
台詞
声優:河西 健吾
「柱の時間と君たちの時間は 全く価値が違う」
「邪魔になるから さっさと逃げてくれない?」
「おい いい加減にしろよ クソ野郎が」
「君はさ 何で自分だけが本気じゃないと思ったの?」
公式人気投票
投票総数 | 得票数 | 順位 | |
第一回 | 二六,一〇五票 | 五十五票 | 第二十九位 |
第二回 | 一三〇,三一六票 | 一,一九四八票 | 第三位 |
初登場
【第六巻】第四十五話「鬼殺隊柱合裁判」
産屋敷邸にて招集された柱合会議の場で、鬼である禰󠄀豆子を連れていた炭治郎に対して他の柱達が一様に厳罰を求める中、時透は我関せずといった表情で空の雲を眺めていた。