甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)

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鬼殺隊士人間側

恋柱 甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)

 鬼殺隊士の最高位である”柱”の内の一人であり、”恋の呼吸”を駆使する事から”恋柱”と呼称される。年齢は十九歳。常人の約八倍の筋肉密度を誇る特異体質の持ち主であり、”鞭”に似た特殊な形状の日輪刀を操る。

個人情報

誕生日六月一日
年齢十九歳
身長百六十七糎
体重五十六瓩
出身地東京府麻布區飯倉
好物桜餅(後述
趣味料理、メンコ

目次

日輪刀


 もはや、刀と呼ぶ事すら躊躇われる”鞭状”の刀身の色は長春花色チァン・チュン・ホワ・スー)であり、鍔の形状は花弁形。制作した刀鍛冶は”刀鍛冶の里”の長である鉄地河原 鉄珍(てっちかわはら てっちん)ではないかと噂されているが、真偽は不明。

恋の呼吸と型の一覧

 そもそも、従来の剣士の呼吸に”恋の呼吸”は存在せず、入隊当初の甘露寺は”炎柱”である煉獄 杏寿郎れんごく きょうじゅろう)の”継子”として”炎の呼吸”を継承する予定であった。

 しかし、生まれ持った特異体質や天真爛漫なる性格の影響か、次第に独自性を帯びるようになり、最終的には”恋の呼吸”として独立した型を編み出すに至った。

壱ノ型…初恋のわななき(はつこいのわななき)

 鞭状の日輪刀を相手の全身に絡めるようにして隈なく斬りつける技。一撃で相手の両手両脚を斬り落とす事が可能であり、回避は非常に困難。

弐ノ型…懊悩巡る恋(おうのうめぐるこい)

 鞭状の日輪刀による大上段の構えからの連撃。

参ノ型…恋猫しぐれ(こいねこしぐれ)

 跳躍前進しながらの袈裟、左袈裟の連続攻撃。

伍ノ型…揺らめく恋情・乱れ爪(ゆらめくれんじょう みだれづめ)

 空中で敵の攻撃の受け流しと敵自身への攻撃を交互連続して行う、最上級に難易度の高い技。

陸ノ型…猫足恋風(ねこあしこいかぜ)

 空中で敵の攻撃を受けた際に連続で叩き落とす防御技。姿勢や動作は伍ノ型によく似ているが、伍ノ型は両手、陸ノ型は片手で行う為、防御専用の技と言える。

性格・体質


・筋肉の密度が常人の約八倍という、鬼殺隊士の中でも極めて稀な特異体質を生まれ持ち、技の速度は”音柱”である宇髄 天元をも上回る。この体質に依拠して、一見すると頼り無げな鞭状の日輪刀の破壊力を極限にまで高めている。

”刀鍛冶の里”に於ける戦いでは、斬る度に分身、分裂する半天狗はんてんぐ)の再集合体である”憎珀天”(ぞうはくてん)をも、単独で抑え込むほどの技量を披露した。

・極めて明るく快活であり、よく喋る。しかし、いわゆる”天然呆け”の気質なのか、その場の雰囲気を汲まずに勢いだけで喋ってしまい、周囲の者を困惑させることが多々ある。

・予てより”蛇柱”である伊黒 小芭内いぐろ おばない)との恋仲が噂されていたが、甘露寺自身が誰に対しても明るく快活に接する性格の為、真偽や進展の程は周囲には判らなかった。

しかし、鬼舞辻 無惨との最終決戦後、致命傷を負った二人は余命数時間も無い事を悟り、互いに想いを打ち明け来世で結ばれる事を誓った。

・元は黒髪であったが、好物の”桜餅”を大量に食べ続けた結果、現在のような洎夫藍色さふらんいろ)となった。また、これが原因で婚約者との縁談が破談になった経緯を持つ。

痣の出現


 ”上弦の肆”である半天狗の分身体が再集合した”憎珀天”に対して単独で挑んだ際、甘露寺の頸に花弁のような形の”痣”が出現する。奇しくも、時をほぼ同じくして玉壺と交戦していた時透の顔にも(形こそ違えど)痣が出現しており、二者同様に体温と心拍数が急激に上昇し、運動能力が大幅に向上した。

台詞

声優:花澤 香菜


添い遂げる殿方を見つけるためなの!!
「今度また生きて会えるか わからないけど 頑張りましょうね」
「任せといて みんな私が守るからね」

公式人気投票

投票総数得票数順位
第一回二六,一〇五票二百八十票第十二位
第二回一三〇,三一六票三,七一四票第十二位

初登場


【第六巻】第四十五話「鬼殺隊柱合裁判」


 産屋敷邸にて招集された柱合会議の場で、鬼である禰󠄀豆子を連れた炭治郎に対して他の柱達が一様に嫌悪感を示し、厳罰を求めていた中で、甘露寺だけは「お館様がこの事を把握していないとは思えない」と述べ、一方的な処分に難色を示していた。

ファンアート


甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)のイラスト①
『忘れるはずもない、あの人の……』
甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)のイラスト②
『平和な日常って、何よりもありがたいよね』