童磨(どうま)

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鬼側十二鬼月上弦

十二鬼月 上弦の弐 教祖 童磨(どうま)

”十二鬼月”の中で最上位から二番目の”上弦の弐”に位置する鬼であり、二本の”扇”(おうぎ)を武器として用いる。鬼にしては極めて珍しく饒舌であり、冗談の類いを口にする事からも高い知能が窺い知れる。

 普段は新興宗教団体である”万世極楽教”(ばんせいごくらくきょう)の教祖を演じて人間社会に溶け込んでいる他、花街(吉原)で出会った妓夫太郎堕姫鬼舞辻に推薦し、鬼にした経緯を持つ。

目次

血鬼術・技

童磨の血鬼術は、その総出力(規模、威力×持続時間)に於いて、全ての鬼の中でも最上位に在ると言っても過言ではない。

蓮葉氷(はすはごおり)

 体外で凍結させた血液を細かい粒子状に分解し、”扇”を振る事によって散布する技。妓夫太郎の”飛び血鎌”と同様の毒性を持つ上に粒子状であるため回避が極めて困難であり、呼吸によって体内に取り込んでしまうと確実に肺胞が壊死する。また、”扇”それ自体が刀剣と同等の殺傷力を持つ。

枯園垂り(かれそのしづり)

 両手に持った扇を刀剣の乱撃のように振る事により、その描いた軌跡に沿って刃状の氷を発生させる技。

凍て曇(いてぐもり)

 文字通り、雲状の冷気の塊りを発生させて敵を囲い込み、凍死させる技。

蔓蓮華(つるれんげ)

 鞭状に伸びる氷を何本も放って敵を捕縛する技。

寒烈の白姫(かんれつのしらひめ)

 凍て曇の冷気を、更に長距離、広範囲にまで散布する技。

冬ざれ氷柱(ふゆざれつらら)

 敵の頭上に、文字通りの”つらら”を何本も発生させて落とす技。

散り蓮華(ちりれんげ)

 刃状の氷の破片を極めて大量に放出する事により、攻撃であると同時に、敵を寄せ付けない為の”壁”にも成す攻防一体の技。

結晶ノ御子(けっしょうのみこ)

 氷で自分の分身体を造り出す術。分身ではあっても本体と同様、同威力の術を用いて攻撃する事が可能である。ただし、半天狗の分身体とは違い、個々の性格を持ったり喋ったりすることは無い。

霧氷・睡蓮菩薩(むひょう すいれんぼさつ)

 氷によって人間の五倍ほどの大きさの”仏像”を造り出す技。手による直接攻撃はもちろん、口から冷気を吐く事もできる上に、その大きさが童磨自身を守る”壁”の役割をも果たす。

性格・体質


・饒舌にして快活。全ての鬼の中で唯一人、主君である鬼舞辻を前にしても余裕の態度で応対する。

生い立ち


 新興宗教団体”万世極楽教”は童磨自身ではなく、その両親が興したものであり、幼少期の童磨は”神童”として教団の象徴的な立場に置かれていた。

 しかし、大人達が生きる事の苦しみや救済への渇望を訴える姿に辟易し、死を以って苦しみから解放してやる事が、それらの人々にとっての幸福であると考えるようになった。

 伊之助の実の母親である”琴葉”(ことは)も、赤ん坊であった伊之助を抱いたまま教団に在籍していた。

最期

 ”無限城”での戦いに於いては、”蟲柱”の胡蝶 しのぶに打ち込まれた”毒”を悉く分解、無効化して終始有利に戦いを進め、遂には胡蝶を捕らえて体内に吸収する。

 その直後に駆け付けた栗花落 カナヲ伊之助に対しても、多彩な”氷”の血鬼術を駆使して同様に有利を保ったが、事前に自分の身体そのものを毒化していた胡蝶の策略に気付かずに、遂には全身が腐敗し始め、その勝機を耐えて待ち続けたカナヲに頸を落とされて死亡した

台詞

声優:宮野 真守


「俺は皆を凄く心配したんだぜ!」
「俺は信者たちの想いを 血を肉を しっかりと受け止めて救済し 高みへと導いている」
君みたいな 意地の悪い子 初めてだよ
「この世界には天国も地獄も存在しない 無いんだよ そんなものは」

公式人気投票

投票総数得票数順位
第一回未登場無し無し
第二回一三〇,三一六票一,五八九票第十八位

初登場


【第十二巻】第九十八話「上弦集結」


 かつて、自らが推薦して鬼と為った妓夫太郎と堕姫が炭治郎達によって倒された事を受けて、鬼舞辻 無惨が他の上弦全員を”無限城”に緊急招集した際、猗窩座に馴れ馴れしく話しかけて反感を買っていた。

ファンアート


童磨のイラスト
『万象一切、是を楽しむ也』