鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)

鬼側

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん) 月彦の姿

 人を喰らう鬼達を統率する首領であり、千年以上もの年月を生き永らえる”最初の鬼”。自らの血を人に分け与えて”鬼化”させる事ができる能力を持つ。

 通常は身なりの良い中年男性(「月彦」と呼ばれている)の姿形をしているが、必要に応じて自由自在に外見を変化させる事ができ、過去に女性や子供の姿をしていた時期もある。

 また、外見を変えられるという事は、次から次へと他の誰かに成り済まして潜伏する事が出来るという事でもあり、鬼殺隊の”柱”でさえ過去に一度として所在の特定には至っておらず、唯一人、炭治郎が東京府浅草区の雑踏の中で偶然にも遭遇したのみである。

目次

血鬼術・技

鬼化(おにか)

人間の身体に自らの血を少量注入する事により、自分と同様の”鬼”に変貌、変質させる事が出来る。鬼に変貌した者はそれまでの気質や体質、経験則に応じて体格を変化(巨大化や多椀化)させたり、物品の武器化(毬、糸、帯、鎌など)や特殊な術(分身や幻覚、探知探索など)を行使できるようになる。

また、ほぼ例外なく短時間で肉体の欠損を修復できるようになり、選り抜きの精鋭部隊である”十二鬼月”になると、腕や脚を斬り落とされても僅か数秒の内に元通りに修復される。ただし、日光に当たると身体が焼けて骨も残らずに燃え尽きるという最大の弱点も、鬼舞辻から如実に受け継がれる。

呪い

人間を鬼化した際に必ず一緒に組み込まれる術。鬼が人間の前で”鬼舞辻”という名前を(故意、過失を問わず)洩らした時に発動し、身体から自分の意志とは無関係に複数の”腕”が生え、自身を徹底的に破壊してしまう。鬼達が会話の中で鬼舞辻を指して「あの方」と呼称する事が多いのは、この為である。

珠世の血鬼術である”白日の魔香”(はくじつのまこう)によって知能を低下させられた朱紗丸が、炭治郎の前で「鬼舞辻様は」と口に出してしまい、呪いが発動して粛清された。

黒血枳棘(こっけつききょく)

血を有刺鉄線のような形状に硬化させて放出する技。

性格・体質


・冷静な言動を見せる時もあるが根本的には傲慢であり、人間は勿論の事、自らの配下である鬼さえも、ほんの数人の腹心以外は一切信用していない。

・基本的に全ての鬼は(妓夫太郎や半天狗のように条件が付く場合もあるが)、日輪刀で頭部と胴体を切り離してしまえば殺す事ができる。しかし、鬼舞辻だけは唯一人、頭部を切り離しても死なずに「再び頭が生えてくる」という、化け物と呼ぶより他は無い身体構造をしている。

複数の脳と心臓


 鬼舞辻と他の鬼との最大の違いである「頭部の再生」を可能にしているのが、人間を筆頭とした全ての温血動物にとって最重要な器官である脳と心臓を複数個、体内に分散させている点である。

 戦国時代に鬼舞辻と邂逅した”日の呼吸”の剣士である継国 縁壱つぎくに よりいち)が、ごく一握りの者だけが行使可能な特別な視力である”透き通る世界”で見通したところ、曰く「男には心臓が七つ 脳が五つあった」との事であり、それが真実であるならば、理論上は七つの心臓全てを同時に破壊しなければ鬼舞辻を殺す事ができないという結論になる。

最期


・愈󠄀史郎の奇策によって地上へと投げ出された後の最終決戦に於いては、柱達による同時攻撃をも撥ね退けるという圧倒的な強さを見せたが、珠世によって打ち込まれた薬は”人化薬”だけでなく”老化薬”も含まれており、次第に細胞の活力が衰えて遂には炭治郎の手によって建物の外壁に縫い留められ、昇り始めた朝日を浴びてしまう。

最後の力を振り絞って身体を膨張させた無惨は、体内に炭治郎を捕り込んだ上で巨大な赤子の姿に変態し、暫くは隊士達の攻撃に耐え続けたが、炭治郎が刀を”赫化”した事により内側からも焼かれる形となり、灰となって完全に消滅したかに見えた。

しかし、実際には消滅する寸前に、炭治郎の身体に自らの血を注ぎ込み”鬼化”させる事に成功しており、無惨個人の自意識は消滅したものの、その細胞と生存本能は炭治郎の体内で暫し生き延びる事となった。

最終的には、鬼化した状態で暴走する炭治郎に対して、栗花落 カナヲが”人化薬”の予備を打ち込んだ事により、鬼化が解けて人間に戻り、無惨の影響力は完全に消失した。

出自


 千年もの昔、病弱な人間であった頃に医者から処方された薬が原因で現在の”鬼”の体質となり、強靭な筋力と引き換えに日光に当たれない身体となった。

 鬼舞辻自身は、その薬の処方が不完全であった事が原因であると思っており、完全な処方を確立する為にも、その原材料であると推察される”青い彼岸花”を血眼になって探している。

台詞

声優:関 俊彦


全ての決定権は私に有り 私の言うことは絶対である
「百十三年振りに上弦を殺されて 私は不快の絶頂だ」
「この千年 神も仏も 見たことがない」

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