我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)

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鬼殺隊士人間側

雷の呼吸 我妻善逸(あがつま ぜんいつ)

 ”雷の呼吸”の使い手であり、藤襲山(ふじかさねやま)で執り行なわれた”最終選別”を竈門 炭治郎かまど たんじろう)と共に通過した同期の鬼殺隊士。年齢は十六歳で階級は丙(ひのえ)。

 本来であれば雷の型は六つあるが、臆病な性格と偏った資質の結果として”壱ノ型”しか習得できていなかった。炭治郎の妹である禰󠄀豆子ねずこ)に好意を抱いている。

個人情報

誕生日九月三日
年齢十六歳
身長百六十四糎五粍
体重五十八瓩
出身地東京府牛込區
好物甘味、高級品(鰻など)
趣味花札、双六

目次

日輪刀


 刀身には蒲公英色たんぽぽいろ)の紋様が雷状に走っており、鍔の形状は木瓜(もっこ)形。制作した刀鍛冶の名は明かされていない。

雷の呼吸と習得している型

 雷の呼吸は基本となる五つの呼吸(炎、水、雷、岩、風)の内の一つであり、他のいずれの呼吸とも異なる「シィィィィ…」という呼気の音が最大の特徴となっている。善逸自身の育手そだて)は元”鳴柱”(なりばしら)の桑島 慈悟郎くわじま じごろう)である。

壱ノ型…霹靂一閃(へきれきいっせん)

雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃(へきれきいっせん)

 納刀状態から呼吸が開始され、地面を蹴った反動で敵に向かって突進しながら抜刀し、片手横一文字斬りで頸を斬り落とす技。後述する二つの応用技が存在する。

霹靂一閃 六連


 地面を蹴った反動を利用して突進するのは通常の霹靂一閃と同じであるが、敵までの距離が比較的遠い場合、あるいは家屋の屋根の上など高い位置に敵が居る場合、途中の壁などを数回蹴って反動による推進力を維持する応用技。

霹靂一閃 神速


 霹靂一閃を渾身の最高速度で繰り出す応用技。筋繊維を著しく消耗させるので、一日に二度までしか使えない。

漆ノ型…火雷神(ほのいかづちのかみ)

 霹靂一閃を”超”前傾姿勢で繰り出す事により神速と同等以上の速度で、なおかつ威力を向上させる事に成功した技。この型は従来の雷の呼吸には存在しない、我妻自身が独自に昇華させた技である。
我妻善逸 雷の呼吸 火雷神(ほのいかづちのかみ)

性格・体質


・元は黒髪であったが身体に落雷を受けた経験があり、その影響で現在の黄色い髪色となった。

・普段、意識がある時は極めて臆病な性格をしており、出来るだけ戦いを避けようとするが、敵に対する恐怖が限界を超えると”半覚醒状態”になり、冷静沈着な第二の人格が現れる。

活躍・功績


・”音柱”である宇髄 天元うずい てんげん)に同行して潜入した吉原の遊郭に於いて、嘴平 伊之助はしびら いのすけ)と協力して”上弦の陸”の妹鬼・堕姫だき)の頸を落とした。

・偏った資質の結果として雷の呼吸を”壱ノ型”しか習得できないままで鬼殺隊士となったが、後年、独自に”漆ノ型”を編み出す事に成功し、鬼と化した元・兄弟子の獪岳かいがく)を倒した。

・鬼殺隊の解散後に自伝である『善逸伝』を書き残すが、その内容は多分に誇張を含んでおり、歴史的な記録物として評価される事はなかった。

子孫

我妻 燈子・善照』(あがつま とうこ・よしてる)を参照の事。

台詞

声優:下野 紘


「多分すぐ死にますよ俺は」
「禰󠄀豆子ちゃんは俺が守る」
「適当な穴埋めで上弦の下っぱに入れたのが随分嬉しいようだな」
この技で いつかアンタと肩を並べて戦いたかった…

公式人気投票

投票総数得票数順位
第一回二六,一〇五票四,二九九票第二位
第二回一三〇,三一六票一七,四五一票第一位

初登場


【第一巻】第六話「山ほどの手が」


 ”最終選別”の集合場所である藤襲山の中腹にて、他の参加者たちと共に選別の開始時刻を待っていた。この時、善逸は顔中が痣だらけであったが、これは選別への参加を嫌がり、師である桑島に殴打された結果である事が後に明らかとなった。