現代編 ~子孫と転生者たち~

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人間側

我妻善照 我妻燈子

 この項では、鬼滅の刃の登場人物の直系の子孫である事が確認されている者たち、並びに、姿形の良く似た”転生したと思われる者たち”を紹介する。

目次

直系の子孫


 大正時代から現代まで途切れる事なく続いている直系の子孫として、以下の者たちが存在している。

竈門 カナタ・炭彦(かまど かなた・すみひこ)

 竈門 炭治郎かまど たんじろう)と栗花落 カナヲつゆり かなを)の子孫として、長男である”カナタ”と次男である”炭彦”の存在が確認されている。また、竈門家に於いては過去に”人を喰らう鬼”が実在していた事を現代まで口伝している様子である。

我妻 燈子・善照(あがつま とうこ・よしてる)

 我妻 善逸あがつま ぜんいつ)と竈門 禰󠄀豆子かまど ねずこ)の子孫として、長女である”燈子”と長男である”善照”の存在が確認されている。また、我妻家には善逸が書き遺した自伝である”善逸伝”が所蔵されているが、燈子はその内容を信じておらず、曾祖父である善逸の創作小説であると思っている様子である。

嘴平 青葉(はしびら あおば)

 嘴平 伊之助はしびら いのすけ)と神崎 アオイかんざき あおい)の子孫として、”青葉”の存在が確認されている。植物学の研究者であり、”青い彼岸花”の発見と生態研究で世間から一躍注目されたが、自身の管理不行き届きによって実個体を全て枯らしてしまい、失職の危機に瀕している。

煉獄 桃寿郎(れんごく とうじゅろう)

 ”炎柱”であった煉獄 杏寿郎れんごく きょうじゅろう)の実弟、千寿郎(せんじゅろう)の子孫として、”桃寿郎”の存在が確認されている。また、煉獄家は現代に至るまで剣術道場を所有している様子であり、桃寿郎自身も学校の剣道部に所属している。

宇髄 天満(うずい てんま)

 ”音柱”であった宇髄 天元うずい てんげん)の子孫として、”天満”の存在が確認されている。体操の日本代表選手であり、オリンピックで金メダルを獲得するに至る。ただし、”鬼”や”鬼殺隊”に関する一連の逸史(公には記録されなかった史実)を伝え聞いているかは定かではない。

不死川 実弘(しなずがわ さねひろ)

 ”風柱”であった不死川 実弥しなずがわ さねみ)の子孫として、”実弘”の存在が確認されている。警察官を務めており、実弥の実弟であった玄弥に似た姿の後輩をバディとして連れている。

冨岡 義一(とみおか ぎいち)

 ”水柱”であった冨岡 義勇とみおか ぎゆう)の子孫として、”義一”の存在が確認されている。小学生であり、義勇の兄弟弟子であった錆兎さびと)と真菰(まこも)に似た姿の同級生と共に、登校する様子が目撃されている。

転生者と思われる者


 以下に挙げるのは、かつて戦いの中で命を落とした隊士達と”よく似た姿”をした者が街中に於いて目撃された事例である。ただし、それらの者が確かに”転生者”である事を示す証拠は、当然の事ながら存在しない。

時透兄弟

 ”霞柱”であった時透 無一郎ときとう むいちろう)と、その兄である有一郎(ゆういちろう)に似た双子の赤子の姿が目撃されている。

胡蝶姉妹

 ”蟲柱”であった胡蝶 しのぶこちょう しのぶ)と、その姉であり”花柱”でもあったカナエに似た女子学生の姿が目撃されている。

悲鳴嶼 行冥(ひめじま ぎょうめい)

 ”岩柱”であった悲鳴嶼に似た青年が、幼稚園の教諭として勤めている姿が目撃されている。また、(当然ではあるが)盲目ではない様子である。

鱗滝・桑島

 炭治郎と冨岡の師であった鱗滝 左近次うろこだき さこんじ)と、”鳴柱”であった桑島 慈悟郎くわじま じごろう)に似た二人の老人が、民家の軒下で将棋を指している姿が目撃されている。

存命者


 また、たった二名ではあるが、大正時代から現代までを生き抜いた存命者が確認されている。

産屋敷 輝利哉(うぶやしき きりや)

 鬼殺隊の末代当主であった輝利哉は、鬼舞辻 無惨が討伐された事によって”家系から鬼を出した呪い”が消滅し、日本最高齢記録を更新するまでに長生きした。

愈󠄀史郎(ゆしろう)

 元より鬼であった愈󠄀史郎の場合、日光に当たらない限りは生存し続けるであろう事は予測できたが、珠世を失った悲しみにより自ら命を絶ちはしないかと、炭治郎から心配されてもいた。しかし、彼が選択した余生は、在りし日の珠世の姿を”絵画として後世に遺し続ける事”であった。

 現代を生きる愈󠄀史郎は”山本 愈󠄀史郎”(本来の名字?)を名乗り、「珠世という名前の美しい女性だけを描き続ける謎多き画家」として世間に認知され、その作品点数は八百枚を超えている。